体温を上げると免疫力が上がる
新型コロナウイルスやインフルエンザの世界的な蔓延が続いています。
マスクや手袋をして予防することや、アルコール除菌や手洗い、うがいなど感染しない対策でみを守る必要があります。
もし体内にウイルスが入ってしまっても免疫力が高ければ細菌やウイルスなどと戦ってくれて、体の健康状態を保ってくれるようになります。
人から人への感染例も報告されていますので自覚症状がないからと油断は禁物ですが、発症しないよう普段から健康管理をしておくことは重要です。
「体温を上げると免疫力が上がる」と言われており、体温が1℃上がると免疫力が約5倍になるというから驚きです!
NK細胞
免疫細胞の一つにNK(ナチュラルキラー)細胞という細胞があります。
NK細胞は体内をパトロールしてウイルスに感染した細胞やガン細胞を攻撃して排除する役割をもっています。
NK細胞を活性化する為には
- 適度な運動
- 質の良い睡眠
- ストレスをためない(笑う)
- 体温を上げる(体温を下げない)
- 食生活の見直し
などの方法があります。
運動は激しい運動ではなくウォーキングや軽めの筋トレ(ゆっくりとスクワット)をして筋力量を増やすことで体温を上げると良いでしょう。
また食事も体を暖めるような食材を選ぶようにしましょう。(寒い地域が産地の暖色系の食材)
主には人参、カボチャ、ゴボウ、レンコン、鮭やマグロ、赤身の肉、卵、みそ、しょうがなどがおすすめです。
NK細胞を活性化させて免疫力を高めるためには体温を上げる必要があるということですね!
では、体温を1℃上げるにはどのようにすれば良いでしょうか?
体を温める入浴法
熱いお風呂でサッと温まるか、ぬるいお風呂でゆっくり温まるか。
好みもあると思いますが、色々な入浴法があります。
熱いお湯で短めに(42~43℃)
お風呂は熱くないと入った気がしない!という方もいらっしゃると思いますが、42℃以上のお湯に浸かると交感神経のスイッチが入ってしまい、血管が収縮して血圧や心拍数が上がります。
就寝前には42℃以上の入浴は控えた方が良いでしょう。
ぬるめのお湯でゆっくりと(39℃)
ぬるめのお湯だと体が温まるまでに時間はかかりますが、副交感神経が優位になりリラックスしてきます。
血管の収縮も弱まり血流が良くなりますので、体の芯から温まってきます。
そして体温が上がりNK細胞が活性化します。
体を温める入浴法としては、ぬるめのお湯(39℃)に10分以上肩まで浸かると良いでしょう。
毎日お風呂に浸かる効果は持続して健康維持をすることで実感できるのではないでしょうか?
ただし、長風呂する場合には乾燥に注意が必要です。
長風呂が乾燥の原因に
ぬるめのお湯でゆっくりとリラックスして体を温めることは良いことですが、1時間以上入浴する場合はお肌の乾燥に注意が必要です。
長風呂が乾燥の原因になるのは、皮膚のセラミドや皮脂が流れ出してしまい乾燥肌になりやすくなってしまいますので、保湿が重要となりますね。
入浴後のスキンケアや保湿成分入りの入浴剤を使うことで乾燥を防ぐことも可能です。
追い焚き風呂では入浴剤を使えない?
お風呂での乾燥を防いだり、リラックスするために入浴剤を使うことも多いと思います。
私も自宅で入浴剤を使っていて、色や香りなど良い気分で入浴できます。
ただし、入浴剤を使う場合は注意が必要な場合があります。
リンナイHPより
お風呂に使用できる入浴剤は?
入浴剤のラベルに風呂釜に影響を与えない旨の記載がある場合は、使用可能です。
記載の無い場合は、入浴剤メーカー様にお問合せください。
なお、硫黄成分を含んだ入浴剤、炭酸ガスを発生させる入浴剤、湯が濁るタイプの入浴剤は、機器に悪影響を及ぼすおそれがありますので、ご使用しないでください。
東芝HPより
●「バブ」「マイクロバブ」(にごりタイプは除く)
(「バブ」「マイクロバブ」は花王(株)の登録商標です)
●「バスクリン」「きき湯」(にごりタイプは除く)
(「バスクリン」「きき湯」は(株)バスクリンの登録商標です)
●「バスロマン」(にごりタイプは除く)
(「バスロマン」はアース製薬(株)の登録商標です)
●推奨品以外は次の入浴剤を使わないでください。
・硫黄、酸、アルカリ、塩分、ミルクやミルク成分を含んだもの
・浴槽に沈殿物(にごり成分)が残るもの
・生薬(固形のもの)
・発泡系のもの
※入浴剤の注意書きをよく読んで、製品に影響のないことを確認してください。
ガス給湯器(リンナイ)、エコキュート(東芝)のHPから抜粋させていただきましたが、
- 硫黄成分が入っている
- 炭酸ガスを発生させる
- お湯が濁るタイプ
は共通で使用できないとなっていますので、お湯がぬるくなってしまったときの追い焚きには注意が必要ですね。
入浴剤を入れて追い焚きしてしまった
東京都江東区にお住まいのお客様から風呂釜洗浄のご依頼をいただいたときの事例です。
築12年のマンションにご家族4名でお住まいです。
お風呂に入る時間がバラバラなので追い焚きは毎日使用するとのことでした。
循環口のフィルターを外してみると、黄緑色になっています。
お客様に伺ってみると入浴剤を使っているとのことで色が付いているんですね。
循環口を外してみると追い焚きのときにお湯が通る入口と出口がベタベタに汚れてしまっています。
追い焚きは浴槽のお湯が給湯器と循環して温まるシステムですので、入口出口が汚れているということは追い焚き配管内にも汚れがたまっていそうです。
循環口を洗浄してキレイになりました。
入浴剤の色は少し残ってしまっていますが、ぬめりは取れています。
風呂釜洗浄で入浴剤を除去
風呂釜洗浄をすると入浴剤が浮いて出てきました。
やはり循環口についていたのと同じ黄緑色です。
少し茶色がかっているのは皮脂汚れや湯垢が追い焚き配管内にたまってしまっていたんですね。
追い焚き配管を洗浄しないとぬめりが発生して雑菌が増殖してしまうだけでなく、汚れや入浴剤がたまって配管が詰まったり、給湯器の故障の原因となることもあります。
浴室を1か月掃除しないとカビが生えたりぬめりが出たりして汚れますね?
追い焚き配管も同じようにぬめりが出て汚れがたまってしまうんです!
風呂釜洗浄後はお湯もキレイになりお喜びいただきました。
お風呂はリラックスして疲れを取ったり、体をキレイにする場所です。
しかし、清掃(メンテナンス)をしないとすぐに汚れてしまう場所でもあります。
毎日お風呂に浸かる効果を実感するにはお風呂のお湯はお肌に直接触れるものですので、見えないところの隠れ汚れもキレイにして、さらに充実したハッピーお風呂ライフを楽しみましょう!
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コンビ株式会社協力の元、赤ちゃんに優しい除菌サービスを提供しています。